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ネット通販 アマゾン、ニトリ 「早い」のしかけ [時事]

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私、アマゾンをよく利用します。
早い、安い、クレーム対応などアフターも充実、
とくれば、利用しない理由がありません。

その中の「早い」について、テレビの情報番組でその「しかけ」を垣間見ることができましたので、シェアしておきたいと思います。

キーワードは「ロボティクス」。
自律機能を備えたロボットが物流に革新をもたらしているようです。

例として取り上げられていたのが、アマゾンとニトリです。
両社に共通していたのが、「自動化された巨大配送センター」ということです。

数年前、何かの番組で観た記憶では、アマゾンの超巨大倉庫の中には種類別に整理された棚が整然と並んでいて、その中を担当者が行き交いし、手際よく注文の品をピックアップして梱包にまわす、といったものでした。

その状態でも十分に驚愕に値するもので、「こりゃ中小業者は太刀打ちできんわな」と、ため息交じりの感想を持ったものですが、いまやそんなものではありません。

梱包場所にいる担当者が、手元の端末で注文の品を指示すると、棚の方が自走して担当者までやってくるのです。棚の下の方に目をやると、何やら四角い箱状の機械が、棚を少しだけ持ち上げているのが分かりました。

これは、自律走行機能を備えた無人搬送車ロボットでした。

549702b.jpg
出展 RBBTODAY

搬送による商品棚の移動を自動で検知し、商品棚の配置関係をリアルタイムに更新しながら自車の位置を認識し、無人搬送車の自律走行を可能としたシステムのようです。

一見、背の高い棚が、広い倉庫を勝手に動き回っているようなのですが、動きが自動制御されているため、決してぶつかることがありません。このようにして、ロボットが運んできた棚から、担当者は品物を取り出し、梱包し、配送にまわすだけなのです。

ニトリの場合は形状が違っていました。
イメージとしては、倉庫内にある超巨大なジャングルジム、といった感じです。
その中を、商品が入ったコンテナを、これまた四角い箱状のロボットが引っ張りながら、こちらは左右だけでなく、上下も移動しながら、梱包担当者まで届けます。

そしてニトリではもう一つの「しかけ」を紹介していました。
一人の担当者が商品を積んだ台車を押して運んでいます。するとその後ろ商品積んだ2台の台車が自走して追いかけていきます。

これは、「キャリロ」という物流支援ロボットでした。
第一の機能は、手元のジョイスティックを傾けるだけで、最大100㎏までの荷物を、力を使わずに運べるというものですが、第二の機能が2台の台車が追走するしかけです。

「カルガモモード」呼ばれるこの状態にしておけば、一人で一度に3台の台車を運ぶことができ、作業効率は3倍に、物流コストの削減に貢献、ということになるわけですね。

さらに第三の機能、自律移動モードを開発中とのことで、実現後には一度経路を設定しておけば、人がいなくても自動で荷物を搬送させることができるそうです。
さらにさらに、在庫システムと連携し、さらなる業務効率化・見える化を推進するという事も開発中のようです。

大企業が、物流革新にそそぐパワーを分かりやすく教えてくれた、良質の番組でした


さて、ここからは本題から外れた暗い話になりますが、よろしければお付き合いください。

昔、映画で観たり、本で読んだりしたSFの世界が、次々と現実化しています。
番組の中でインタビューを受けていた女性社員が「仕事が楽になりました」といった感想を述べていましたが、私は複雑な心境でそれを聞いていました。
人の手による仕事が楽になる、その次にやって来る「未来」を想像して、です。

物流業界に限らず、ロボティクスのような技術革新がいろいろな「便利」をもたらす一方で、そのことにより、仕事を失っていく人々が、どんどん増えていくという現実があります。

これから迎えるごく近い未来において、一体どれぐらいの割合の人たちが、
この便利さを享受できる経済力を保ち続けられるのでしょうか!?

これらの問題を乗り越えることができた「明るい未来を描いたSF物語」を、
もし、どなたかご存知であれば、ぜひ教えていただきたいものです。


明るい未来を信じたいという方は、祈りを込めて、
ポチッとお願い致します!

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