琉球空手バカ一代、小説家 今野 敏 は熱血空手先生なのだ! [沖縄が好き♡]
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今野 敏(こんの びん、1955年9月27-)は、北海道三笠市生まれの小説家、漫画原作者。
本名は今野 敏(こんの さとし)。血液型はO型。
Wikipediaより
山本周五郎賞作家である 今野 敏氏は、空手の先生でもあります。
大学時代は空手同好会で糸東流、卒業後1980年からは日本空手道常心門で空手を学び、1999年より空手道今野塾を主宰(常心門から独立)という空手歴をお持ちです。
小説の方は上智大学在学中に「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞しデビュー。1979年同大学卒業後、東芝EMIに入社、1981年同社を辞し小説家に専念されています。作品の数は膨大。いくつかはテレビドラマ化、映画化もされているという大家です。
その膨大な作品群から、私が読んだことがある小説は、失礼ながら2作品だけなのです。
➀義珍の拳(ぎちんのけん)
➁武士猿(ブサーザールー)
➀は日本空手の父ともいわれている、松濤館流開祖 船越義珍の生涯を描いたもの。
➁は戦前最強の空手家といわれる伝説の拳聖 本部朝基の活躍を描いたもの。
です。
どちらも、空手好きの私にとっては最高に面白い小説でしたが、あまりにもマニアックすぎて、沖縄空手に興味がない人が読んだら、たぶんまったく面白くないと思います。
でも、こんな小説は、空手家 今野氏以外書くことができません。
てゆうか、書いたところで世に出してもらえません。
「ムチミ」「ガマク」「チンクチ」「ティジクン」「コーサー」
何のことか分からないでしょ?
詳しい説明をすると長くなるのでやめますが、沖縄古流空手の専門用語とご理解ください。
こんな言葉がバンバン出てくるお話です。
今野氏は、沖縄古流の「首里手」系統の空手を深く研究されていて、自ら出演・解説している空手のDVDまで出されているほどです。氏の沖縄空手愛は半端ではありません。
以下、長くなりますが、
氏のエッセイ集「琉球空手バカ一代(集英社文庫)」より引用させていただきます。
---------------------------------------------------------------------------------------------
北海道で生まれた小説家が、内地の片隅で、沖縄の伝統を受け継ごうと必死で努力を続けている。沖縄の空手家の方々からすれば、たかが内地人(ナイチャー)の空手、ということになるかもしれない。
だが、中年今野は、沖縄空手を愛している。沖縄の空手を理解するために、沖縄の唄、風土、言葉、食べ物、酒、すべてを愛そうとしている。
空手は沖縄の文化の一部だ。沖縄そのものを理解しない限り、決して空手を理解することはできないと信じている。
本土に伝わって以降、空手は進化したのだといわれることがある。試合の技術は進歩し、いろいろなスタイルが生まれた。
だが、中年今野は、それが進化だとは思わない。ただの変化に過ぎない。本質から眼をそらして、一般受けを狙っただけのことだ。空手の本質は、沖縄の古流にしかない。それをひたすら信じている。
これからも中年今野は、最も伝統的な、最もオリジナルに近い首里手を追及し続けるつもりだ。
そう、空手道今野塾は、発足当初から今も変わらず、空手原理主義なのだ。
-------------------------------------------------------------------------------------------
小説も書くことができる空手家 今野 敏。ものすごく熱い人です。
私は、次に読む氏の小説を「チャンミーグヮー」と決めております。
首里手の伝説的達人「喜屋武朝徳(きやんちょうとく)」の生涯を描いた作品です。
amazonでは、現在13件のカスタマーレビューが載っていますが、
きっと全員が空手関係者なんだろうな、と睨んでおります。
「ティジクン」は「鉄拳」のことだと教えてあげますので、
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今野 敏(こんの びん、1955年9月27-)は、北海道三笠市生まれの小説家、漫画原作者。
本名は今野 敏(こんの さとし)。血液型はO型。
Wikipediaより
山本周五郎賞作家である 今野 敏氏は、空手の先生でもあります。
大学時代は空手同好会で糸東流、卒業後1980年からは日本空手道常心門で空手を学び、1999年より空手道今野塾を主宰(常心門から独立)という空手歴をお持ちです。
小説の方は上智大学在学中に「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞しデビュー。1979年同大学卒業後、東芝EMIに入社、1981年同社を辞し小説家に専念されています。作品の数は膨大。いくつかはテレビドラマ化、映画化もされているという大家です。
その膨大な作品群から、私が読んだことがある小説は、失礼ながら2作品だけなのです。
➀義珍の拳(ぎちんのけん)
➁武士猿(ブサーザールー)
➀は日本空手の父ともいわれている、松濤館流開祖 船越義珍の生涯を描いたもの。
➁は戦前最強の空手家といわれる伝説の拳聖 本部朝基の活躍を描いたもの。
です。
どちらも、空手好きの私にとっては最高に面白い小説でしたが、あまりにもマニアックすぎて、沖縄空手に興味がない人が読んだら、たぶんまったく面白くないと思います。
でも、こんな小説は、空手家 今野氏以外書くことができません。
てゆうか、書いたところで世に出してもらえません。
「ムチミ」「ガマク」「チンクチ」「ティジクン」「コーサー」
何のことか分からないでしょ?
詳しい説明をすると長くなるのでやめますが、沖縄古流空手の専門用語とご理解ください。
こんな言葉がバンバン出てくるお話です。
今野氏は、沖縄古流の「首里手」系統の空手を深く研究されていて、自ら出演・解説している空手のDVDまで出されているほどです。氏の沖縄空手愛は半端ではありません。
以下、長くなりますが、
氏のエッセイ集「琉球空手バカ一代(集英社文庫)」より引用させていただきます。
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北海道で生まれた小説家が、内地の片隅で、沖縄の伝統を受け継ごうと必死で努力を続けている。沖縄の空手家の方々からすれば、たかが内地人(ナイチャー)の空手、ということになるかもしれない。
だが、中年今野は、沖縄空手を愛している。沖縄の空手を理解するために、沖縄の唄、風土、言葉、食べ物、酒、すべてを愛そうとしている。
空手は沖縄の文化の一部だ。沖縄そのものを理解しない限り、決して空手を理解することはできないと信じている。
本土に伝わって以降、空手は進化したのだといわれることがある。試合の技術は進歩し、いろいろなスタイルが生まれた。
だが、中年今野は、それが進化だとは思わない。ただの変化に過ぎない。本質から眼をそらして、一般受けを狙っただけのことだ。空手の本質は、沖縄の古流にしかない。それをひたすら信じている。
これからも中年今野は、最も伝統的な、最もオリジナルに近い首里手を追及し続けるつもりだ。
そう、空手道今野塾は、発足当初から今も変わらず、空手原理主義なのだ。
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小説も書くことができる空手家 今野 敏。ものすごく熱い人です。
私は、次に読む氏の小説を「チャンミーグヮー」と決めております。
首里手の伝説的達人「喜屋武朝徳(きやんちょうとく)」の生涯を描いた作品です。
amazonでは、現在13件のカスタマーレビューが載っていますが、
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2017-02-24 03:59
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