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いまどきの「ひな人形」は楽しみ方自在 小型化で置き場所選ばず! [日常雑感]

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3月3日はひな祭り。
ウチにも娘が一人おりますが、すでに成人しており、ひな人形を飾らなくなって久しいです。でも、この時期になると、娘の初節句を迎えた時のことを思い出します。

二十数年前の当時ですら、豪華な段飾りのひな人形は少なくなりつつありましたが、近頃の日本は少子化に拍車がかかり、「ひな人形市場は、さらに縮小しているだろうな」とついでにいらぬ心配などしてしまいます。

そこで「実際どうよ」と探りをいれてみたのですが、ほぼ予想していた通りの状況でした。

本来は、女の子の成長と幸せを願い、桃の節句に飾るのがひな人形だったのですが、これを季節のインテリアとして楽しむ人が増えているようなのです。コンパクトで、家のいろいろな場所に飾れるタイプが人気のようで、素材も焼き物製やガラス製など個性豊かなものが用意されています。

なぜか、女の子のいない家庭でも購入するケースもあるとのことですが・・・。
季節感を盛り上げるため、インテリア小物を一年の様々なイベントに応じて変えて行く。
クリスマスには30センチ程度の小型のクリスマスツリーを、ハロウィーンにはカボチャ型の置物を、そしてこの季節は、ひな人形だという自然な流れなのでした。

おっさんの私ですが、ちょっと素敵だなと思った「ひな人形」を見つけました。

ひな人形 日経電子版.jpg
出展 日経電子版

丸い窓をあしらった飾り台にお内裏様、おひな様、五人ばやしなど15体が勢ぞろい。60センチメートル四方で奥行きは25センチとコンパクトながら、静岡産の駿河蒔絵(まきえ)をほどこした嫁入り道具類まで備えています。
これは、ひな人形販売の久宝堂(大阪市)の「一秀作丸窓十五人飾」という商品。毎年100セットほどの限定販売で販売価格は149,000円もします。それでも例年ひな祭りシーズン中に完売するという人気だそうですよ。

百貨店等での一般的な売れ筋は、大きさ数センチの小型のひな人形が、かわいらしく並んでいるような価格が2000~3000円程度な物で、子育てを終えた年配の方や外国人が購入することもあるとのこと。
また、ガラス製など素材にこだわった5~6万円の高価格帯の物を、30代後半からの独身女性が購入するケースも見受けられるようです。


以上ご紹介した例のように、ひな人形業界は、小さくなった市場のパイの奪い合いをするのではなく(それもやっているのでしょうが)、手を変え品を変え、新たな市場を開拓することで需要存続への模索を続けているといったところでしょうか。

いやぁ、ひな人形業界だけではなく、どこの業界もたいてい大変ですよ、近頃は。
せっかくの日本伝統行事 桃の節句なのですし、穏やかな気持ちでむかえたいものですよね。

そんな気持ちを胸に、今日はこの辺でそっと筆を置く、
いや、キーボードを打つ手を止めましょう。

・・・味気ない時代になったもんだ、やっぱり(苦笑)。


ひなあられや菱餅を作っているメーカーのことも心配だ、という方は
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