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中学校武道必修化実施から3年、空手はどうなっている? [空手]

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私、自分でやっているのは太極拳ですが、日本武道も好きなんです。
とくに空手道は大好きで、このブログにもいくつかの記事を書いてきました。
今日は、中学校武道必修化実施における空手道採用状況について、という硬い話題を、
軟らかめにお届けしたいと思います。

晴れて東京オリンピックの追加競技となった空手道。
2020年に向けて、競技者も関係者も期待に胸を含ませていることでしょう。うん、私もです。

そこで気になったのが、平成24年度から実施されている「中学校武道必修」での空手道採用の現状です。採用が増えれば、オリンピック競技の先輩「柔道」なみにメジャー化するきっかけにもなるだろうし、空手競技者予備軍が増えるかも知れないですからね。

で、ちょっと調べてみました、押忍!

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空手道指導の手引 出展 全日本空手道連盟

まず、全国に中学校がどれくらいあるか?というと、
国公立私学全部あわせて、およそ1万校です。

平成26年度に空手道を採用している中学校は・・・207校。
全中学校に占める割合は、約2%。ううっ、少ない!
それでも、この制度開始初年度は124校だったというので、倍近くには増えていますね。

空手採用校207のうち、沖縄県の中学校数は・・・127校。
全空手採用校に占める割合は、61%。空手の故郷ですからね、納得。
ちなみに沖縄県にある中学校は154校らしいので、空手採用率は83%。

採用武道の選択肢としては、柔道・剣道・弓道・相撲・空手道・合気道・少林寺拳法・なぎなた・柔剣道とあるみたいですが、文部科学省が出している「現行学習指導要領」の「保健体育」を見てみると、「武道」の項目の中には、柔道・剣道・相撲の説明しかないじゃないですか。9種の武道の名前を挙げているのだったら、すべての指導要領ぐらい書いておくべきですよね。

やはり予想通り、柔道・剣道を採用しているところが多いようですが、考えてみれば、柔道、剣道の経験がある先生だったら各学校に一人や二人はおられるでしょうし、部活動としても行われていることが多く、馴染みがあり授業がしやすいからでしょうね。
私の、中学・高校時代を思い返しても、柔道・剣道部はよく見かけたし、高校時代の体育に行われていたのは、柔道が多かったと思います。

空手道が好きな私としては、やはりこの状況はさびしい!
沖縄以外の中学校では、指導者が少ないという問題があるのですが、練習のための必要施設等という観点でいえば、空手道は導入しやすいのですけどね、ほんとは。

というのも、空手の練習は、場所を選ばないのです。
柔道のように畳がいるわけでもなく、相撲のように土俵がいるわけでもない。
どこの中学校でもたいていある施設、体育館さえあればOK。
さらに言えば、天気さえよければ屋外でもかまわない。極端な話、空手着さえも「必要」ではない。だって、空手の発祥の地 沖縄では、昔は空手着なんぞ無かったのですから。

それに、もう一つの魅力は、柔道のように「基本技」と「乱取り」だけでなく、「型」があるということです。ダンスばやりの昨今、ジャパニーズ・トラディショナル・ブドーダンスという切り口でとらえれば、興味の湧く女子生徒も増えるのではないでしょうか!
女の子が、空手着姿で勇ましく型を打つ姿はすごくかっこいいです!

空手道大好き人間の私は、採用の中学校が増え、空手愛好者のすそ野が広がっていくことを期待します。

ところで、私が住む大阪府での空手採用中学校は・・・げげっ、2校のみ。
大阪府の中学校の先生方、ぜひ空手道の素晴らしさに気付いてくださいねっ。押忍!


空手採用中学校が増えるといいな、と思っていいただいた方は、1票投じるつもりで
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