極真会館の選手が、全空連ナショナルチーム入り! [空手]
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まず、今日のタイトルですが、空手に興味がない人には、何のことやら?ですね。
でも、ことは2020年東京オリンピックに関わる話題です。
極真会館をご存じない方のために簡単に説明すると、
故 大山倍達という戦後最強ともいわれる空手家が立ち上げた空手団体です。
一般的な競技空手が、突き・蹴りを相手の身体の寸前で止める「寸止め」といわれるルールで試合をするのに対し、直接相手を打撃する(拳による顔面攻撃は禁止)という、過激な「フルコンタクト」ルールを採用しています。
大山倍達という空手家については、以前熱く語っていますので、ご興味があれば、ぜひ!
[→]憧れの極真空手 リアルヒーロー大山倍達
ここで、4/26付の「イーファイト」の記事を一部引用させていただきます。
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極真の髙橋祐太、上田幹雄が全空連ナショナルチーム入り
2020年、東京五輪の追加種目として採用された空手。この空手は世界空手連盟(全日本空手道連盟=全空連もメンバー)のルールで行われる。
相手にダメージを与えないようコントロールした突き蹴りを入れてポイント数を競う。瞬間的に片手で掴んでの倒しや足払い後の突きもポイントとして認められる。
東京五輪に日本代表となるには各大会で活躍するか、強化選手選考会に合格するなどして、ナショナルチーム(全日本強化選手)に入ることが、まず条件となる。
今年4月1~2日に開催された全日本強化選手選考会に昨年、全空連に友好団体として加入した直接打撃性、フルコンタクトルールの極真会館(松井章奎館長)から、2014年第31回全日本軽重量級王者の高橋佑汰(24)と2015年第11回全世界選手権6位の上田幹雄(21)が初参加。普段とは異なるルールの組手に挑戦し、1ポイントも奪えなかったものの、この五輪ルールに「初めてとしては良く出来た」と審査側から声が上がった。
得意の蹴りで攻めた上田(右)だったが、ポイントに至らず 出展:イーファイト
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「1970年代半ばから少年マガジンに連載が始まった、大山倍達の伝記劇画「空手バカ一代」が人気を呼び、極真空手が大ブームとなりました。
その劇画の中で、大山倍達は、他流派の寸止め空手を「ダンス空手」と揶揄し、それに対し自流を「ケンカ空手」と称し、その強さを主張していました。
また、自著の中では「全空連」に対する批判めいたことも書かれていたと記憶しています。
当時の多くの少年たち(私もです)は、それらにすっかり洗脳され、
「極真にあらずんば空手にあらず」みたいな風潮になっていました。
(これは、後に誤解だと知ります。寸止めルールで試合をする流派でも、地稽古と呼ばれる直接打撃の稽古もし、一流選手は実際に恐ろしく強い、という事です)
こういった時代を知るものにとって、「寸止め」の全空連と、あの「フルコン」極真空手が融和するということ自体が大事件なのです。しかも極真側から、あれほど嫌っていた「寸止めルール」での試合に参加するというのですから。
この状況を、古くからの空手ファンである私としては、素晴らしいことだと素直に感激しております。これも、空手がオリンピックの正式種目になったからこそです。
オリンピックという目標を得た空手界は、今一致団結の時を迎えているのです。
空手の故郷沖縄でも、「空手会館」が出来たり、空手関係の大掛かりなイベントも増えてきているようです。古流の技術の、競技への応用などの研究も盛んと聞きます。
2020年東京オリンピックに向けて、空手が柔道に負けない「武道競技スポーツ」として、益々発展していくことに期待したいと思います。
空手道の益々の発展と、皆様のご健勝を祈念して、
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まず、今日のタイトルですが、空手に興味がない人には、何のことやら?ですね。
でも、ことは2020年東京オリンピックに関わる話題です。
極真会館をご存じない方のために簡単に説明すると、
故 大山倍達という戦後最強ともいわれる空手家が立ち上げた空手団体です。
一般的な競技空手が、突き・蹴りを相手の身体の寸前で止める「寸止め」といわれるルールで試合をするのに対し、直接相手を打撃する(拳による顔面攻撃は禁止)という、過激な「フルコンタクト」ルールを採用しています。
大山倍達という空手家については、以前熱く語っていますので、ご興味があれば、ぜひ!
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ここで、4/26付の「イーファイト」の記事を一部引用させていただきます。
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極真の髙橋祐太、上田幹雄が全空連ナショナルチーム入り
2020年、東京五輪の追加種目として採用された空手。この空手は世界空手連盟(全日本空手道連盟=全空連もメンバー)のルールで行われる。
相手にダメージを与えないようコントロールした突き蹴りを入れてポイント数を競う。瞬間的に片手で掴んでの倒しや足払い後の突きもポイントとして認められる。
東京五輪に日本代表となるには各大会で活躍するか、強化選手選考会に合格するなどして、ナショナルチーム(全日本強化選手)に入ることが、まず条件となる。
今年4月1~2日に開催された全日本強化選手選考会に昨年、全空連に友好団体として加入した直接打撃性、フルコンタクトルールの極真会館(松井章奎館長)から、2014年第31回全日本軽重量級王者の高橋佑汰(24)と2015年第11回全世界選手権6位の上田幹雄(21)が初参加。普段とは異なるルールの組手に挑戦し、1ポイントも奪えなかったものの、この五輪ルールに「初めてとしては良く出来た」と審査側から声が上がった。
得意の蹴りで攻めた上田(右)だったが、ポイントに至らず 出展:イーファイト
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「1970年代半ばから少年マガジンに連載が始まった、大山倍達の伝記劇画「空手バカ一代」が人気を呼び、極真空手が大ブームとなりました。
その劇画の中で、大山倍達は、他流派の寸止め空手を「ダンス空手」と揶揄し、それに対し自流を「ケンカ空手」と称し、その強さを主張していました。
また、自著の中では「全空連」に対する批判めいたことも書かれていたと記憶しています。
当時の多くの少年たち(私もです)は、それらにすっかり洗脳され、
「極真にあらずんば空手にあらず」みたいな風潮になっていました。
(これは、後に誤解だと知ります。寸止めルールで試合をする流派でも、地稽古と呼ばれる直接打撃の稽古もし、一流選手は実際に恐ろしく強い、という事です)
こういった時代を知るものにとって、「寸止め」の全空連と、あの「フルコン」極真空手が融和するということ自体が大事件なのです。しかも極真側から、あれほど嫌っていた「寸止めルール」での試合に参加するというのですから。
この状況を、古くからの空手ファンである私としては、素晴らしいことだと素直に感激しております。これも、空手がオリンピックの正式種目になったからこそです。
オリンピックという目標を得た空手界は、今一致団結の時を迎えているのです。
空手の故郷沖縄でも、「空手会館」が出来たり、空手関係の大掛かりなイベントも増えてきているようです。古流の技術の、競技への応用などの研究も盛んと聞きます。
2020年東京オリンピックに向けて、空手が柔道に負けない「武道競技スポーツ」として、益々発展していくことに期待したいと思います。
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2017-04-29 01:53
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コメント(3)
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空手はサッパリですが
ずっと息子が柔道をしていました^^
のはさて置き・・前記事で失礼いたします!
息子さん 素敵な絵をお描きになりますね
前の絵も改めて見させていただきました^^
親バカ・・そんなことないですよ〜
本当にステキです ♪(^^)
by Kiki (2017-04-29 15:00)
空手もオリンピックで期待種目です!
頑張って欲しいね〜♪
今日も夕焼け見れるかな?
雷鳴ってたから・・・ややこしいね。
by hatumi30331 (2017-04-29 16:02)
極真を含めて空手は、「空手バカ一代」でしかわかりませんが、
途中でトラブルがあって漫画家がかわってしまったので
最後まで読みませんでした。
下世話な話ですが、大山倍達氏は、どうして俳優の藤巻潤の姉と結婚したのか、
そのあたりも興味があったのですが。
まあその程度の知識ですので、いろいろお教えくだれば幸甚です。
by いっぷく (2017-04-29 22:40)