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夏のインストゥルメンタル♪ 懐かしのサーフロック! [音楽]

‘70年代後半、サーフィンがちょっとしたブームでした。
「サーファー」といえば、今でこそ海を愛するナチュラリストみたいなイメージですが、昔はチャラチャラしたイメージが強く、世間の評判は良いとは言えませんでした。

また、サーフィンをしないくせに、そのファッションだけを真似した「シティーサーファー(別名 陸サーファー)」などという人たちの存在も、さらに軟派な印象を与えていたように思います(笑)。

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出展:フリー画像をお借りしました。

当時、そんな彼らのドライブのお供等として、愛された音楽がありました。
「サーフロック」と呼ばれていた曲たちです。

夏の音楽として、高中正義氏のアルバムを愛聴していた私ですが、当時のトロピカルブームと相俟って、他にも爽やかな夏向け音楽を探し求め、その中で出会ったジャンルのひとつが、サーフロックでした。

私が好きだったのは、カラパナとパブロクルーズです。
ハワイ版AORのような、美しいメロディがウリのカラパナ。
アメリカ西海岸のスポーツロック、シティサーファーのアイドル パブロクルーズ。
どちらも演奏力が高く、フュージョンのようなインストゥルメンタル曲も得意です。

本日は、去り行く夏を惜しみ、それぞれの究極の1曲(←私見です、悪しからず)を紹介したいと思います。因みにどちらもインストゥルメンタルです。


Kalapana / Black Sand 「ワイキキの熱い砂」

セカンドアルバム「KalapanaⅡ」に収録されています。
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長いバンドの歴史の中で、何度かレコーデイングされていますが、最初に録音されたものが最高です。バンドが誇るスーパーギタリスト DJプラットのギタープレイが冴え渡っています。

日本語タイトルは「ワイキキの熱い砂」となっていますが、オリジナルタイトルは「Black Sand」。ハワイ本島にあったカラパナ・ブラックサンド・ビーチのことだと思われます。

この黒砂とパームツリーが美しかった海岸は、1990年のキラウエア火山の大噴火で、周辺の村と共に溶岩に飲み込まれてしまいました。
カラパナの紡ぎだす美しいメロディが、センチメンタルに響きます。





Pablo Cruise / Zero to Sixty in Five 「フリーライドのテーマ」

セカンドアルバム「LIFELINE」に収録されています。
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コリー・レリオスの弾く、美しく切ないアコースティックピアノのメロディーで始まり、中盤から曲調が変り、ドライブ感あふれるデヴィッド・ジェンキンスのギターがリードして行きます。

この曲は、サーフィン映画「FREE RIDE」のテーマとしてヒットし、サーファーたちの愛聴曲となりました。付帯の映像の影響もあるでしょうが、曲半ば以降はまさにチューブライディングしているような(したことないけど)疾走感です!




以上、夏のインストゥルメンタルの名曲を2曲紹介させて頂きました。
そんなにメジャーでもなかったので、当時若者だった人でも「知らない」という方も多いと思います。
お時間取れた時に、去り行く夏を惜しみつつ、ビールでも片手に聴いて頂ければ嬉しいです。


夜の海が 好きだった あなたのために♪
涙は流さない♪
その代わり 一緒に♪
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Leola(レオラ)「コイセヨワタシ」で夏を感じよう! [音楽]

本日は、夏向き音楽ネタです。

「コイセヨワタシ」(2017年6月28日発売)という曲のご紹介!
土屋太鳳 主演の映画 「兄に愛されすぎて困ってます」 の挿入歌。

歌っているのは、Leola(レオラ)という女性ソロシンガーです。
アーチスト名の由来は、ハワイ語の「声」Leoと「太陽」laを組み合わせたもの。
プロフィールは非公開ということらしいですが、バレています。

本名  菅野友里(すがの ゆり)。
熊本県出身で、今年26歳。

Leola(レオラ)の名で2016年にデビューするまでは、本名でギター弾き語りなどの音楽活動をされていたようです。


さて、「コイセヨワタシ」という曲、ひと言でいうと「軽快なサマー・ラブソング」です ♪

出展:https://www.youtube.com/watch?v=1wED_39P7TM

爽やかなギターのコードカッティングで始まり、軽快なリズムに乗って心地良いテーマメロディーが繰り返された後、サビのメロディーで、ど~んと盛り上げるといった定番の展開!

イマドキの若い女の子の恋愛感情を、チャラチャラした言葉で綴りながら、時折キャッチーな英語を絡ませることでアクセントを持たせ、耳当たり良く表現した歌詞!

‘80年代に若者だった私が、今聴いてもすんなり受け入れることができる、不変の超王道を行くサマー・ラブソング、だと思います。


が、私がこの曲を紹介したいと思った理由は、実は他にもあります。

YouTubeにアップされているミュージックビデオの、
「音」だけではなく「動画」に注目してほしい!というのがその理由です。

この動画、撮るためにわざわざハワイまで行った、という点を除いて、お金はあまり掛けていないようですが、撮影と編集には相当手間がかかっていると思われます。

曲の流れに合わせて、ものすごく細かくカット割りされ、歌詞に呼応するように、次々と変わっていくカラフルな場面の数々。いろいろな小物を使っての演出が上手く、どこを切り取っても、オシャレで素敵な絵になりそうなのです。

それが気になった私は、その動画をキャプチャーしまくり、
気が付けば40枚ぐらいの写真集ができていました。

けっこういいんですよ、どれもこれも。
これから夏に向けてインスタグラム等に、ちょっと軽めのセンで写真をアップしていこうという人とって、コイツは最適な撮影実例集になるのではないか、と思うのです。

でも、さすがに40枚もの写真をアップするわけにはいかないので、厳選20枚を皆様とシェアしたいと思います。当然、出展はすべてこのページの最初の方に貼り付けたYouTube の動画です。

それでは、眩しすぎる夏をお楽しみください!

♪ May be I’m the one for you
イノチ 短シ 恋セヨ 私
I’m falling love with you ♪

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♪ May be

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♪ I’m the one

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♪ (for )you

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♪ イノチ 短シ

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♪ 恋セヨ 私

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♪ I’m

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♪ falling

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♪ love (with you)

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「安里屋ユンタ」をあなたにも! [音楽]

本日も、夏向き音楽ネタを少々。

私は、沖縄民謡「安里屋ユンタ」が大好きなのです。
沖縄の民謡ライブ酒場などへ行くと、必ずやってくれる有名な唄なので、ご存知の方も多いかと思いますが、念のために書いておきますと、「安里屋」は「あさどや」と読みます。
「ユンタ」とは労働歌の一種のことで、田植え唄として歌われていたようです。

asadoya1.jpg
出展 http://www.ishigakijimaumibe.com/minyou/asadoya/asadoya.htm

オリジナル歌詞は八重山の方言で、琉球王国時代に実在した絶世の美女「安里屋クヤマ」とそのクヤマに一目ぼれした下級役人のやり取りを面白おかしく描いているのですが、お馴染みなのは「ヤマトグチ」で書かれた方ですね。

サー 君は野中の茨(いばら)の花か
サーユイユイ
暮れて帰れば ヤレホンニ 引き止める
マタハーリヌ チンダラ カヌシャマヨ

もう6年以上も前の話ですが、石垣島の民謡酒場や水牛車の上で聴いた「安里屋ユンタ」は、
素朴な響きの三線の音色と共に、私の心に強く突き刺さりました。

大阪へ帰ってからも、「安里屋ユンタ」が聴きたくて聴きたくて!

ここはやはり、困ったときのYouTubeです。
検索してみると、膨大な数の「安里屋ユンタ」が現れます。いろんなスタイル聴き放題!

中には意外な方も。
細野晴臣&イエロー・マジック・バンド 1978年の名盤PARAISO(はらいそ) 130896842374716217267_71XNrxNSsjL.jpg
このアルバムの中で、細野晴臣さんが、「安里屋ユンタ」を飄々と歌い上げています。
レコーディングメンバーを見ると、坂本龍一、高橋幸宏の名が!

別口で、坂本龍一さんが、ぼそぼそ歌っているのもありました。
桑江知子さんなんて方も、自ら三線を弾きながら。
MONGOL800も「安里屋ユンタク」という曲名で、かなり激しく!

沖縄の有名どころでは、ビギン、夏川りみ。
沖縄の準有名どころでは、上間綾乃、古謝美佐子。
沖縄のあまり知られていないどころでは、数知れず(笑)。


そんなYouTube「安里屋ユンタ」軍団のなかで、
新たに私の心に突き刺さった、というより優しく包んでくれたモノがありました。

これです。

演奏しているのはbleürという名のヒーリングユニットです。
bleürは、最も心が落ち行く色「青」を表すフランス語「bleu」と「neutral」「raundのr」
の3つを組み合わせた造語らしいのですが、さて、なんと読んだらいいのでしょ?

歌詞はオリジナルの八重山の方言なので、何を言っているのかサッパリ分かりません。
それでも、聴いていると、ほっこり優しい気持ちになれて、自然とリラックスできます。
あの「安里屋ユンタ」を、こんなにも心癒されるヒーリングミュージックにしてくれて、ありがとう!

ストレスまみれのあなたに、お奨めします。
静かな夜に、ワインでも飲みながら聴くのが似合いそうな、ネオ沖縄民謡です。
お時間のある時に、ぜひ!


「てぃんさぐぬ花」という唄もいいですよ!
ここはひとつ、優しい気持ちで
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夏がまた来る、いつかのメロディー♪ [音楽]

つい先日まで、桜の花の話題であふれていたかと思ったら、ここ数日のこの暑さ。
一気に夏が来てしまった感じです。
今日は、夏にまつわる音楽思い出話を少々。

’80年代、一世を風靡したギタリスト、高中正義さんをご存知でしょうか。
私は、夏といえばタカナカでした。高中氏については以前にも、ちょっとだけ書きました。
[→]あこがれのケラマ諸島

当時、デートと言えばドライブ。ドライブのお供は、好きな曲を詰め込んだカセットテープ。
高中氏の紡ぎだすメロデイーは、当時の若者たちの夏のテーマミュージックだったのですよ、いまどきの若者たち!


高校生の頃よりギターを弾いていた私は、当然ながら「ギタリスト高中正義」に憧れました。
高中氏の使用ギターといえば、ヤマハのSGシリーズが有名ですが、もうひとつ、ソロデビュー時より一貫して使用されている機種があります。

ストラトキャスターです。
TAKANAKA.jpg
これは高中氏のセカンドアルバム「TAKANAKA」のジャケット写真ですが、氏が抱えているギターは、フェンダーのストラトキャスター。1950年代終わりぐらいのオールドモデルです。

私は、デザイン的にも音的にも、SGよりストラトキャスターの方が好きでした。
でも本物は高いし、オールドモデルとなるとさらに高い。

で、買ったのがこちらのギター。
ストラト2.jpg

東海楽器が作っていたオールド ストラトキャスター のコピーモデル ST-80です。
こだわったのはスリートーンサンバーストと呼ばれるボディーカラーと、メイプル製のネックです。1980年代初めのシロモノ。もはやジャパニーズオールドです。
まだ、ちゃんと鳴りますよ。

高中氏のファーストやセカンドで聴くことのできる、クリーンで伸びのある音色は、ストラトキャスターのセンターとリアのピックアップを同時に使うハーフトーンに、深くコンプレッサーをかけて作られたものです。
↑上の一文が理解できた人は、高中氏を神と崇めたギターキッズであった可能性が、かなり高いと思われます(笑)。

大学生の頃は、授業の課題制作に追われていましたが、時間があれば、ずっとギターを触っていました。ギターの才能については、すぐに限界に気付いていたので、プロ志向はいっさいありませんでしたが。

今でもこのようなものを使って、
時々「なりきり高中正義」をやったりします。
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ギター・カラオケCD付の楽譜!

でも、音はヘッドフォンの中で鳴らしています。
わずかでもアンプで音を出せば、ウチの娘が「うるさーい」と叫びながら、スタン・ハンセンのような勢いで私の部屋に乱入してきますので(笑)。


夏の思い出とともにある、タカナカですが、私が氏の音楽を好きになったきっかけの曲は、ブルー・ラグーンやレディ・トゥ・フライといった派手なトロピカルチューンではありませんでした。

こちらが、そのきっかけの曲「サヨナラFujiさん」です。


ファーストアルバム「セイシェルズ」に収められた、本人のボーカル入りのナンバーです。
しっとりとした曲調、軽やかでメロディアスなギターが印象的な、夏の終わりに聴きたくなる、隠れた名曲です。お時間のある時に、ぜひ!

夏が来れば、思い出す♪
あなたの好きな、夏の名曲は何ですか!?


サーフィンをしたことがないくせに、タカナカの他に、カラパナやパブロクルーズを聴いていた人!
陸サーファーであったことを反省して(笑)、
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魂の唄者 上間綾乃さんの“ニライカナイ”を聴いて [音楽]

ニライカナイとは・・・
奄美、沖縄で海のかなたや地底にある、常世の国と信じられている聖なるところ、他界。とくに東の水平線のかなたにあるとされる。神々が来訪してこの世の人々を祝福する儀式は南島各地みられ、稲や粟の種子も元来ここからもたらされたとされる(コトバンクの解説より引用)
沖縄の魂の唄者(うたしゃ) 上間綾乃さん のメジャーデビュー2作目のアルバムタイトルでもあります。

IMG_7782.JPG
上間綾乃 「ニライカナイ」 日本コロムビア

上間綾乃さんを始めて知ったのは、YouTube。沖縄が好きで、興味を持ち始めた沖縄音楽の動画をいろいろ見ていく中で、はっと目にとまりました。そう、綾乃さんの美しい姿に釘づけになったわけです。モチロン唄も三線もすごい。それもそのはず、三線は小学2年生のころから習い始め、2005年には琉球國民謡協会の教師免許に合格されています。

メジャーデビューは2012年、タイトルもずばり「唄者(うたしゃ)」。セカンドアルバム「ニライカナイ」はその翌年の2013年にリリースされています。
今月(7月)の23日には、サードアルバム「はじめての海」が出るというこの時期に、セカンドアルバムを買いました。理由は、シングルカット曲「ソランジュ」がものすごく好きになり(やはりYouTubeで見て)、買わずにいれなかったからです。

ソランジュ」はオリジナル曲で、心に響く歌詞と旋律、何度聴いてもよい歌です。他の楽曲も素晴らしく、買ってよかったー!!。でも、綾乃さんの本質はやはり民謡にあると再確認しました。ヒヤミカチ節新川大漁節での彼女の歌いっぷりは、声の伸びや張りが気持ちよく、聴いていて安心!という感じがします。それと、アルバム全体を通して、綾乃さんの三線が大フィーチャーされているのも聴きどころです。

アルバムタイトル曲「ニライカナイ」は、実は私のイチオシ曲です
アルバムを通してのテーマは「生命」あるいは「生きる!」という風に受け止めているのですが、この曲はその集大成という位置づけでしょうか。曲調は、ちょっと「姫神」的で、ポップスと民謡の良いところが一体となったイメージです。曲調も音域も雰囲気も、綾乃さんの声にぴったりマッチしています。そして曲半ばに出てくる口説(くどぅち。沖縄のラップ?みたいなの)を聴き終わる頃には鳥肌が立ちました!

非常に沖縄色が強く出た作品となっており、大売れするのは難しいと思います。が、しかし、沖縄音楽を本当の意味でメジャーにすることこそ上間綾乃さんの使命ではないか、と勝手に思っています、すみません。次回作、楽しみです。応援していきます!!


CDジャケット写真の上間綾乃さんの美貌に、つい うっとりとされた方は
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