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春場所 稀勢の里優勝! なんてドラマチックな千秋楽!! [相撲]

相撲ファンでない方すみません。
最近多い相撲ネタです。

大盛り上がりの春場所が終わりました。
幕内最高優勝は、新横綱の稀勢の里関でした!

稀勢の里 春場所優勝2b.png
出展 NHK NEWS WEB

今場所は、4横綱のうち、白鵬が五日目から早々の休場。
日馬富士、鶴竜の2横綱も精彩を欠く中、新横綱 稀勢の里は堂々とした横綱相撲で勝ち続け、12日目が終わった段階でただ一人の全勝。この調子からすれば、多くのファンの期待どおり「無事に、新横綱 稀勢の里の優勝で春場所は決まり!」と思っていた矢先に、大アクシデントが発生してしまいました。

13日目、対横綱 日馬富士戦で、押し倒されて土俵から落下、左肩から胸を負傷。
しばらく動けなかった、苦痛で顔を歪めていた、取組後病院へ直行した、などの様子からこれは重症かもしれない、と誰もが思ったことでしょう。ニュースでは親方衆の「軽症であってほしい!」といった、祈るようなコメントも報じられておりました。

しかし翌14日目、なんと横綱 稀勢の里は強行出場。
でも左肩から胸にかけてのテーピングが痛々しい。優勝の可能性が残されていること、それと横綱の責任感からの出場だったかと思うのですが、無理をしすぎです。

この日の相手は、横綱 鶴竜。鶴竜も手負いの相手に相撲を取りづらかったと思います。
しかし、勝負の世界は非情なもの。力を入れられない稀勢の里は、あっという間に寄り切られてしまいました。

さて同じ14日目、稀勢の里対鶴竜戦の2番前に、前日 稀勢の里に土がついたことで12勝1敗で星が並んでいた大関 照ノ富士は、大関復帰のためにはもう1敗もできない琴奨菊を相手に、立ち合いの変化ではたきこんで勝ち、13勝目をあげています。これによって琴奨菊は6敗目となり、場所後の大関返り咲きの道は絶たれました。

この照ノ富士の取り口に、場内は観客からの大ブーイングの嵐となりました。
照ノ富士にも「左足を痛めている」「優勝がかかっている」などの言い分はあるとは思います。しかし大関という地位、恵まれた体格、相手にとってのこの一番の位置づけ、を考えたら、やはり堂々勝負で臨んでほしかったと誰もが思っていましたから。

これによって、
手負いのヒーロー 稀勢の里に対して、勝つためには手段を択ばないヒール 照ノ富士
という構図が出来上がってしまいました。
翌日はこの二人による直接対決。思いもよらないお膳立てです。

さて、翌15日目 千秋楽の結び前の一番が
12勝2敗の横綱 稀勢の里 対 13勝1敗の大関 照ノ富士。
照ノ富士が勝てば優勝が決まる、負ければ相星となり優勝決定戦へ、という大一番です。

稀勢の里は、十分な立ち合いができないため、上手を許し不利な体勢になってしまいます。稀勢の里の身体の状態を考えれば、これで勝負ありか、と思われました。案の定、そのまま土俵際まで寄られましたが、そこから信じられないような粘りをみせ、うまく回り込んで、突き落としで勝利。館内は大声援に包まれました。

そして、鶴竜 対 日馬富士の両横綱結びの一番のあと、優勝決定戦が行われました。
この一番も、身体に無理が効かない横綱 稀勢の里が、照ノ富士の両差しを許し土俵際へ寄られますが、流れを止めることなくその右腕を脇に抱え振り回します。それが見事にきまり、小手投げにて横綱 稀勢の里が勝ちました。

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出展 東スポWEB

この奇跡の2連勝の逆転優勝劇に、場内は興奮のるつぼ(←表現が古い)、NHKのアナウンサーや解説の北の富士さんまでもが、声を上げて大興奮。よく見ると審判員の親方まで思わず拍手しそうになっていました。

だれもこんな展開、起こってほしいとは思ってはいても、
本当に起きるとは予測はしていなかったと思います。

優勝インタビューで稀勢の里関は男泣き。
苦労して勝ち取った優勝だけに、感慨もひとしおだったことでしょう。
「気持ちだけはぶつけようと思った」
「自分の力以上のものが最後に出た。見えない力が働いた」
と、涙を拭いながら語る稀勢の里関。
左手が十分に使えない中、館内の大声援をも味方につけて呼び寄せた奇跡かも知れません。

まさに、相撲史に燦然と輝く、
後世まで語り継がれるであろう 横綱 稀勢の里 逆転優勝劇となりました。

負けた照ノ富士にとっては、14日目の対琴奨菊戦での「変化して勝ちに行った」一番もセットで記憶されるでしょうから、ちょっとお気の毒ですが。

次は、国技館での5月場所。
稀勢の里関には、それまでに負傷を完治してもらい、
今場所同様の大活躍で、さらに大相撲を盛り上げていってほしいと思います。


稀勢の里関のケガの完治を祈念して、
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大相撲春場所 中日、横綱 稀勢の里全勝で折り返し! [相撲]

大相撲春場所が、盛り上がっています。
連日、満員御礼の垂れ幕が下がります。
原因は、もちろん横綱 稀勢の里の大活躍!

大横綱 白鵬が早くも途中休場、
日馬富士、鶴竜も前半戦で2敗と、やや精彩を欠いている中、
新横綱 稀勢の里は怒涛の8連勝で、中日勝ち越しです。

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出展 時事通信

稀勢の里は、今日の取り組みでは、松鳳山にもろ差しになられ、土俵際近くまで後退しましたが、最後は小手捻りで逆転勝ち。

どちらかというと、右腕を振り回す「ラリアット」みたいなのが効いていたように見えたのですが、左で抱えていた小手を捻った方を決まり手としましたですね。ま、いいけど。

今場所では、今日の相撲が一番危なかったかな、とは思いましたが、最後は地力の差を見せ付けました。いまのところ、新横綱が、いちばん「横綱相撲」を取っておられるようです。


同部屋の、関脇 高安も8連勝。
このまま行って、同部屋対決なんかも期待できそうな勢いです。


それと、関脇に陥落した 琴奨菊 が現在6勝2敗。
あと4番勝ち、星を10勝とすれば大関に返り咲くことができます。
後半戦の盛り上がりネタになる可能性大の予感がします。


そして、期待の前頭十二枚目 宇良!
中日に勝って、星を4勝4敗の五分としました。

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出展 日刊スポーツ

本日の決まり手は「送り出し」。
決まり手としては珍しくないものですが、今日は魅せてくれました。

得意の反身 や すかしで、対戦相手の 琴勇輝 を翻弄し、最後は自分も一緒に土俵から飛び出して行くような、とってもトリッキーな戦いぶりで、観客を大いに沸かせていました。
ぜひ勝ち越して、来場所以降も幕内で大暴れしてもらいたいものです。


浪速の春は、大相撲で大いに華やいでいるようです。


今場所、勢いのない 勢関の、後半戦での奮起に期待して
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大相撲春場所 稀勢の里、堂々の横綱デビュー [相撲]

大相撲春場所が始まりました。
期待の新横綱 稀勢の里関は順調に白星発進です。
日刊スポーツの記事を一部引用させて頂きます。
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<大相撲春場所>◇初日◇12日◇エディオンアリーナ大阪
 会場入りの際は、大混雑となった入り口で熱烈な歓迎を受けた。純白の綱を締めて、4人目の横綱として本場所で初めての土俵入りをこなし、賜杯と優勝旗の返還式にも出席した。
 そんな慣れない流れにも、新横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)は戸惑うことはなかった。「土俵に上がれば、変わらない」。豪風を落ち着いて仕留めて、横綱として初白星を挙げた。
 立ち合いでしっかりと踏み込んだ。左はずを押して前進しても、体は突っ込みすぎない。土俵際で何をしてくるか分からない37歳のベテランを、冷静に押し出した。

稀勢の里初日.jpg
稀勢の里初日豪風(左)を一気に押し出した稀勢の里 写真出展 livedoor NEWS
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稀勢の里人気もあって、会場のエディオンアリーナ大阪は超満員札止めだったようです。
白鵬、日馬富士の2横綱に土がつくという、波乱の幕あけとなった春場所でしたが、新横綱 稀勢の里関は落ち着いた「横綱相撲」で、堂々たる勝ちっぷりでした。
横綱昇進後、初めての場所での優勝に期待が高まります!


取組前の土俵入りでは、稀勢の里関は四番手で登場。
本場所での初土俵入りでしたが、すでに横綱としての風格を感じました。

あくまでも私見ですが、四股を踏む姿は、稀勢の里関が一番美しいと思います。せり上がりにはもう少しタメがあった方がいいかな、とは思いましたが、先輩横綱にまったく引けを取らない立派な土俵入りでした。


大阪府出身の大関 豪栄道関も勝ったし、超期待の宇良関も勝ちました。
浪速の街に春を呼ぶ大相撲三月場所は、例年以上に盛り上がりを見せる予感がします。


大阪場所初日「満員御礼」を祝して、
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業師 宇良関、「幻の大技」へ高まる期待! [相撲]

いよいよ大相撲三月場所の開幕が近づいてきました。
本日は、地元大阪出身力士 宇良関の話題を一席。

宇良関はアマチュア時代からアクロバティックな取り口が特徴で、
「居反り」という大技が代名詞になっている力士です。

「宇良関の新入幕」のことはこちらに書いていますので、よろしかったら、ついでに、ぜひ!


ちょっと前の話で恐縮ですが、今年の初場所13日目(1月20日)、当時 東十両3枚目だった宇良関が、十両以上では史上初の大技「たすき反り」で勝っています。

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出展 FavoToTo

1955年5月に日本相撲協会が制定発表した「決まり手」は68手。
その後60年1月に70手になり、さらに01年には12手と勝負結果3(つき手、つきひざ、踏み出し)を追加し、現在は82手となっています。

そして!
今年初場所まで1度も出ていない決まり手は5手あったのですが、そのうちの一つ「たすき反り」が宇良関によって出ましたので、残る「幻の技」は次の4手となりました。

(1) 掛け反り
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出展 まるほんネット

相手の差し手のわきの下に自分の頭を入れ、
足を踏み込んで切り返すように後ろへ倒すか
「外掛け」で反り倒すこと。


(2) 撞木(しゅもく)反り
撞木反り2.gif
出展 まるほんネット

低く構えて頭を相手の脇の下に入れて肩の上に担ぎ上げ、
体を反らして相手を後ろに落として勝つ大技。


(3) 外たすき反り
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出展 まるほんネット

相手の差し手を抱え、
上からもう一方の手を相手の差し手の方の内股に入れ
自分の体を反らせて倒して勝ちます。


(4) 送り掛け
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出展 まるほんネット

相手の後方から足を掛けて倒すこと。
外掛け・内掛けは問わない。

上記のうち、(4)の送り掛けは01年に新設された決まり手ですが、
(1)~(3)は62年間生まれていない、まさに「幻の技」。

「業師 宇良関なら、62年間の沈黙を破ってくれるのではないか」
そんな期待が高まります。


話は戻りますが、
宇良関が初場所「たすき反り」で勝った
相手の天風関 は、身長185㎝、体重202㎏(関取最重量)。
対する宇良関は、身長173㎝、体重128㎏。

12㎝高く、74㎏も重い相手を翻弄し、幻の決まり手というおまけまで付けて勝利しました。
これぞ体重でクラス分けしない大相撲の醍醐味といえましょう!

関取としては小柄な体を生かした、変則相撲に注目が集まる宇良関ですが、
ベンチプレスでは160㎏を挙げるパワーを秘めています。

技は力の中にあり!(大山倍達 談)。

大相撲界のファンタジスタ 宇良関の活躍を,
めちゃくちゃ楽しみにしたいと思います!!


宇良関が大活躍することを祈念して、
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大相撲3月場所 宇良 入幕 変則相撲ついに幕内へ!! [相撲]

私が密かに期待していた宇良関が、3月場所でついに入幕を果たします。

まずは、日刊スポーツの記事を引用させていただきます。
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 日本相撲協会は27日、春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表し、宇良(24=木瀬)は西前頭12枚目となった。

 新入幕の宇良が、思わず恐縮した。朝青龍らと同じ所要12場所、史上7位のスピード出世に「そんな方々と比べるのは失礼」と困惑。36力士を擁する角界最大所帯の木瀬部屋で最上位の番付になったことにも「部屋頭になったからといって、自分ができることは何もない。兄弟子がおられるんで」と腰を引いた。

 それでも、番付表最上段に記された名前を確認すると「非常にうれしく思う」と笑みを浮かべた。左手骨折や、右足首損傷などのけがを乗り越えたことには「期待してくれた方に応えたい気持ちがあったので、ここまで来られた」とうなずいた。業師だけに技能賞への期待も高いが、地元大阪で1番1番に集中する。「気持ちで負けないようにしたい」と心を引き締めた。
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宇良関は、2年前関西学院大学から角界入りし、その3月場所にデビューしています。

その時から、私は宇良関に期待していて、本ブログに記事を投稿しています。
2年前の記事 「大相撲 春場所が始まった!」 は こちら

2年前は、大相撲界を揺るがした「野球賭博事件」の傷も癒え、外国人力士の活躍などで相撲人気がやや盛り返してきた時期でした。

当時のニュースで観た、アマチュア時代の宇良関の取り口がトリッキーで面白く、この人が大相撲界に入るとなると、久々に日本人スターが誕生し、相撲人気復活も加速するぞと思ったものです。

宇良関は期待通り、史上7位、12場所での幕内入りとなりました。

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出展 時事通信

確実にテレビで宇良関の相撲を目にする人が増えます。
大活躍を期待したいと思います。

まだ宇良関のことを知らない人を、
得意技のスープレックス、いや居反りで驚かせてやってくださいねっ!

3月場所は、新横綱 稀勢の里関の昇進後初の場所でもあります。
きっと大いにに盛り上がるにちがいありません!


大阪の春は、今も昔も3月場所とともにやって来るなあ、ということで
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タグ:宇良 居反り

稀勢の里が日本大相撲トーナメント初優勝! [相撲]

日本国民期待の新横綱 稀勢の里関が、初場所優勝の勢いそのままに、5日、両国国技館で行われた、第41回日本大相撲トーナメントで初優勝!
おめでとうございます!!

稀勢の里関といえば、ここ一番の取りこぼしが多く、「豆腐のメンタル」と揶揄されながらも、昨年は年間最多勝という安定度を示し、おまけに、昨年10月に行われた、全日本力士選士権で初優勝を飾っています。そして九州場での準優勝、年明けの初場所での初優勝へとつなぎ、横綱に昇進しています。

横綱という地位で、初めて臨む今回のトーナメント。
稀勢の里関は、成績が番付に反映されない花相撲でも、決して手を抜きませんでした。他の上位陣が次々と姿を消していく中、順調に勝ち上がり、決勝戦では幕内 貴ノ岩を突き落としで破り、横綱昇進後の初タイトルをゲットです。もう立派というしかない!!

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国技館で初披露の 横綱 稀勢の里 土俵入り。出展:日本経済新聞

さらにこの日は、「大相撲の聖地」国技館での、横綱土俵入り初披露。ご本の憧れだったという「雲竜型」の力強い土俵入りに、場内は超満員の観客からの大歓声に沸きました。

新横綱として、これ以上ないスタートを切られた稀勢の里関。
もう「豆腐のメンタル」の汚名は返上です。
国際色豊かな今の大相撲、日本代表の横綱として、末永く活躍してほしいと思います。


稀勢の里関がトーナメント優勝したことだし、ご祝儀気分で
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稀勢の里 横綱昇進に裏事情あり!? [相撲]

日本中が歓喜に沸いた稀勢の里横綱昇進でしたが、それに水を差すような気になる裏事情らしきニュースを知りました。

初場所千秋楽翌日に行われた横綱審議会では、満場一致で横綱に推挙された稀勢の里ですが、その時協会より配られた資料というのが、直近の4横綱朝青(朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜)の昇進前「6場所」成績を載せた異例のものでした。

横綱昇進については横綱審議委員会の内規で、「大関で2場所連続優勝か、それに準ずる成績」が条件とされています。

しかし、先場所は12勝3敗で準優勝したとはいえ、優勝した鶴竜と星の差が2つ。これを「優勝に準ずる成績」と見るかは意見の分かれるところで、たとえ初場所で優勝したとしても、横綱昇進の条件を満たすとは言い切れないのではないか、という声も聞かれていました。

期待に応えて、初場所は稀勢の里が14勝1敗で見事優勝。

しかし、日馬富士、鶴竜の2横綱が休場で対戦なし、優勝争い大詰めの13日も、大関 豪栄道の休場で不戦勝するなど、かなりラッキーな面もあり、「直近2場所の成績だけだと条件を完全には満たしていない」という認識が協会側にもあったようです

実はこの話、場所前から稀勢の里が所属する二所ノ関一門の関係者を中心に、昨年の最多勝などを論拠として「初場所は稀勢の里にとって綱取り場所」とアピールされ、お膳立てされていたところもあったようで、冒頭のような資料をもとに審議ということになったのでしょうね。

こうした協会をあげての後押しに対し、反発を抱いていたとみられるのが横綱 白鵬でした。

千秋楽の結びの一番の前に、白鵬は付け人相手にしきりに左四つに組む稽古。右四つ得意の白鵬が、あえて対戦相手の稀勢の里の得意の左四つで組んだ上で勝利し、格の違いを見せつけ、昇進ムードの協会に恥をかかせてやると、周囲に意気込んでいたそうです。

でも、結果は一直線に押し込みながら、土俵際でのすくい投げを食って逆転負け!
かえって白鵬の力の衰えを感じさせる一番になってしましました。

自分の目論見がはずれ、稀勢の里の優勝に花を添えてしまった白鵬。横綱審議委員の方々も、この一番を見せられたら、何も文句は言えなくなったことでしょう。

可笑しいのは、場所後にTV出演した時の白鵬関。稀勢の里に負けたのがよっぽど悔しかったようで、「これからが本当の勝負だ」みたいなことを盛んに言っておられました。
来場所以降の二人の対決が楽しみです!


来場所以降の白鵬VS稀勢の里 戦が気になってきたぞ
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祝 19年ぶりの日本人横綱誕生 稀勢の里関! [相撲]

初場所で14勝1敗の幕内優勝、しかも千秋楽では、大横綱 白鵬を破り優勝に花を添えた稀勢の里関。場所後の横綱審議会において、満場一致で第72代横綱に推挙されました。年齢は30歳。新入幕から73場所は昭和以降最も遅い昇進です。

日本人横綱の誕生は、第66代横綱 若乃花(3代目)以来19年ぶりのこと。
1月27日に明治神宮で行われた、奉納土俵入りには一万八千人もの人々が訪れたように、久々の日本人横綱の誕生に、大きな期待が寄せられています。

しかし、不安材料は30歳という年齢から来る体力の衰えです。
大関と違い、横綱には降格はありません。しかし、その最高位に相応しい力量と品格が常に求められます。だから、負けが混み、横綱としての体面を保てなくなったら引退するしかないわけです。

少し過去に遡って調べてみると、稀勢の里関の親方にあたる第59代 隆の里や第57代 三重ノ海、第53代 琴桜などが30歳を過ぎて横綱に昇進した力士ですが、いずれも短命横綱に終わっています。

では稀勢の里関はどうなのでしょうか。

現時点において、その力量はずば抜けていて、昨年は優勝がないにも関わらず勝率が1位という安定度です。横綱昇進の条件である「二場所連続の優勝」が満たされないのに、文句なしの昇進となったのは、このあたりが評価されたに違いありません。また、初土俵から今までの間に、休場はただの一日という、身体の強さも兼ね備えておられます。

稀勢の里関は、ずいぶん前から横綱候補の最右翼と期待されながら、ここ一番での取りこぼしで、何度かの横綱昇進のチャンスを逃し、メンタル面の弱さを露呈していました。
横綱昇進を果たした今後は、日本中からの大きな期待を背負って、益々プレッシャーがかかることでしょう。

でも、この昇進を機にそんな汚名を返上し、その安定した実力と強靭な肉体で、今までの常識を覆すような、大器晩成かつ長期在位の記憶に残る名横綱になってほしいと思います。

がんばれ 日本代表横綱 稀勢の里関!!


日本人横綱誕生を記念して
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大相撲五月場所は、照ノ富士が優勝でしたが・・・ [相撲]

別に大相撲ファンというわけではありません、昔は大好きでしたが。
実際のところ、五月場所はテレビ中継を一日たりとも観ておりません。
だけど、やはり気になる優勝力士。日本の国技ですから。

幕内優勝は、東関脇 照ノ富士
本名 ガントルガ・ガンエルデネ。
モンゴル・ウランバートル出身の23歳。

十両優勝は、東十両九枚目 鏡桜
本名 バットー・ナンジッタ。
モンゴル・ウブルハンガイ出身の27歳。

えっと、相撲は日本の国技だったはずなのですけれど・・・。
う~ん、残念。

だけど、希望の星 関西学院大学出身 「居反り」の宇良さんは、
序ノ口で7勝0敗 見事優勝!
おめでとうございます!

前にも書きましたが、
強いだけが大相撲ではありません。
プロですから客を喜ばせるのも大事な要素です。

たぶん、宇良さんは大関や横綱を目指せる力士ではないと思いますが、
得意の変則相撲で対戦相手を引っ掻き回す様を、テレビ中継で観てみたい。

みなさん、日本人力士の宇良さんを応援していきましょう!
幕内の取組みで、居反りスープレックスがさく裂する日を祈念して、
今日のところはこの辺で・・・。


「居反りスープレックス」を見てみたい!と思われた方は
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大相撲 春場所が始まった! [相撲]

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大相撲春場所がはじまりました。
私が住む、ここ大阪は、大相撲とともに春がやってきます。

今日訪れた住吉大社には、立浪部屋の幟がたくさん上がっていました。
今、立浪部屋には幕内力士がいませんが、とにかくがんばれー!

初日の大阪府立体育館には、満員御礼の垂れ幕が下がりました。
ひところ低迷していた相撲人気でしたが、かなり持ち直してきた感じですね。

とはいえ、番付トップの横綱3人(鶴竜関は今場所休場ですが)はすべてモンゴル出身
それがダメとは申しませんが、もっと相撲人気を盛り上げるためにも、一人ぐらいは日本人がいてほしいです、日本の国技ですから!

大阪出身の幕内力士と言えば、大関 豪栄道と前頭十三枚目の
豪栄道関は、順調に白星発進されましたが、勢関は負けてしまいました。
勢関は、地元の大声援を受けての一番でしたが、残念。文字通り、明日から全部勝つぐらいの勢いで突っ走ってほしいものです。

期待の大物 逸ノ城や男前で華のある遠藤なども、今の相撲人気を引っ張っていると思うのですが、じつは密かに期待している力士がおります。

それは、関西学院大学から角界入りし、今場所デビューの宇良さんです。
これが相撲か?という変則的な動きが特徴で、「居反り」という奇手を得意としています。

居反りという技は、相手の下に潜り込むような形から、自分の体を反らしながら、さらにひねりを加えるように後方へ投げ飛ばす大技です。
分かりやすく言うと、高速ブレーンバスターまたはトルネードスープレックスみたいな技です(よけいに分かりにくいですか?)。
その昔、元高校教師だった関取 智ノ花が得意としていました。

小兵力士が大きい力士を翻弄させるのも、大相撲の醍醐味です。
もし、宇良さんが幕内に上がってきて、テレビによく映るようになると、人気爆発まちがいなしです。

強いだけが大相撲ではありません。プロですから客を喜ばせるのも大事な要素です。
宇良さんの早い出世に大いに期待したいと思います。


「大阪に春を告げるのは、やっぱり3月場所開幕やで!」と思っているあんた、
ポチッと頼んどきます!


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