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リハビリは太極拳で 2 [太極拳]

前回の続きです。
私は、現在「春日伝統太極拳」という道場で、楊式太極拳を中心とした伝統拳を習っているのですが、ここを知る切っ掛けとなったのは、Youtubeにアップされていた動画でした。

↓こちらです!



上記の動画を見たのは2年ほど前。
当時は、地元の公民館で「24式簡化太極拳」を習っており、表演競技試合に出たり、日本武術太極拳連盟の認定段位を取ったりしていたのですが、24式ばかりの練習という事に、少々物足りない気持ちが出始めていた頃です。

というのも、三十代初め頃に「42式総合太極拳」「陳式太極拳」「中央式太極拳」といった、ちょっと高度なものを習っていた時期があり、再び武術オタクの知識欲がムックリと頭をもたげ、ある日「双辺太極拳(中央式太極拳の別名)」でネット検索をしていると、件の動画がヒットしたのでした。

この動画で、お弟子さん相手に、鋭い太極拳の技を披露しておられるのが、今の私の師匠である中馬先生なのですが、私は初めてこの動画を見たとき、その動きにびっくりしてしまい、「だ、誰や、この人!?」から、「春日伝統太極拳」に辿り着いた、という次第です。

なので、私がここで太極拳を習い出した理由は、リハビリではなく武術オタクです(笑)。
地元大阪の公民館での太極拳教室は、習いに来ている方々が、ほぼ近所の主婦。深く太極拳を追求しようとされている方は、いなかったように思います(私見です)。ところが、こちらでは、熱心な方が多く、武術オタクの私としては居心地がよいのです(笑)。


↓こちらの道場の、普通クラス稽古日の様子をアップしておきます。

稽古風景中.jpg
(春日伝統太極拳Facebookより)

清澄な氣に包まれた歴史ある街 橿原。この地での太極拳修行は、きっとリハビリ効果が高いに違いありません(私見です)。
実はこの道場、先日TV(関西ローカルですが)取材を受けました。次回は、そんなお話をしたいと思います。


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リハビリは太極拳で 1 [太極拳]

私のこのブログ、タイトルに「ちゃんぷるー」という語句を使っているぐらいですから、「思い付きをごちゃ混ぜに」書いていくことをモットーとしております。

でも、その中で割と幅を利かせている分野があります。武道・格闘技系です。
この系統、プロレス、相撲、空手、そして太極拳というカテゴリー分けをしていますが、中でも強い思い入れがあるのが「太極拳」です。

私が太極拳に出会ったのは高校生の頃。なので、質はともかく年数だけはとてつもなく長いキャリアを誇ります(笑)。この辺のことは、以前にこのブログに書きましたので、もし、お時間が許すようでしたら、併せてぜひ!

⇒太極拳マスターを目指して!

その太極拳を、リハビリに生かそう!というわけなのですが、高い健康効果を望むなら、太極拳の種類と質にこだわる必要があります。

じつは、太極拳は次の2つ系統に分けることが出来ます。

① 伝統拳
② 制定拳

①の伝統拳とは、文字通り古くから伝わる伝統的な武術として太極拳のこと。
②の制定拳とは近代中国においてに「体育」として万人が練習出来るように構成された「太極拳運動」のこと。

私が、かつてこのブログで「第〇回大阪府武術太極拳選手権大会」に出場してメダルを取ったという記事を書いておりましたが、その時演じていたのが制定拳の一種である「24式簡化太極拳」でした。以前にもアップした、その大会に出場した時の写真を、再び控えめに(笑)アップしておきます。

02b.jpg01b.jpg

日本においては、この「24式太極拳」が最もメジャーな太極拳であり、街中にある多くの太極拳教室で教えているのは、だいたいがこれです。私は「太極拳マスター」になって人に教えたい、と思っていたので、最もメジャーな太極拳を選び、分かりやすいキャリアアップとして「表演競技大会に出場してメダルを取る」、「日本武術太極拳連盟が制定している段位を取る」といったことを実行してきました。が、今習っている太極拳は制定拳ではありません。「楊式太極拳」を中心とした伝統拳の方です。

先ほど、伝統拳は「武術」、制定拳は「太極拳運動」と説明しましたが、その在り方を区別する決定的な違いは「気功的要素の有無」です。健康法として考えた場合、気功的要素が省かれた「太極拳運動」では、体を解す程度の効果があったとしても、体の内側を整えることは出来ません。

てなわけで、今では私の太極拳に対する考え方が、表面的な技術の追求から、内面的なもの大切にする事に変わり、「表演競技参加」も「日本武術太極拳連盟段位習得」もやめて、伝統拳に専念するようになりました。

私は大阪府内に在住しているのですが、伝統拳を習いに行っている先は、奈良県橿原市にある「春日伝統太極拳」という太極拳道場です。道場内の写真をアップしておきます。いつも心がほぐれる様な、穏やかな音楽が流れている、清潔感のある道場です。

連散手03.png

左端に立って練習を見守っているのが道場主である中馬先生、その横の女性は先輩です。右端が私で、私と組み合っている男性は、私よりもうんと若い先輩です。

私が住む大阪には、近くに太極拳教室がいっぱいあるはずなのに、何故、わざわざ遠方である奈良県の道場まで習いに行くのでしょうか?

という事で、次回はこの太極拳道場との出会いを書きたいと思います。


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毎日が、リハビリ! [日常雑感]

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先日の、本ブログ再開記事で書きましたように、私は今年の1月に心筋梗塞を発症し救急搬送されました。カテーテルによるバルーン拡張+ステント留置という治療を受けた後、集中治療室に運ばれ、そのまま入院となりました。

さて、意外と思われるかもしれませんが、「絶対安静」とされていたのは、治療を受けた日のみ。翌日より、ベッドの縁に座り、そこから立ち上がり座るを繰り返す、といった軽いリハビリが始まりました。さらに翌日には、立ち上がって集中治療室の出入り口辺りまで自力歩行。それが出来ると確認できたら、その翌日には集中治療室があるフロア内を、理学療法士さんの付き添いをうけながら歩く、といった具合に、どんどん体に負荷をかけて行きました。

入院4日目には一般病棟に移り、一定時間内にどれだけの距離を歩けるかを検査したり、自転車こぎ運動をしたりと、さらに負荷を高めていきました。理学療法士さんから、各段階の想定レベル達したという判断をもらうたびに、病院内での行動制限が少なくなって行き、最終的には院内を自由に(常識の範囲ですよ、当たり前ですが)歩き回ってよい、となります。
このようにして過ごし、8日目の朝には退院という事になりました。

退院後は1週間ほどを自宅療養とし、2日に1回のペースで病院へリハビリに通いました。
その後、職場にも復帰。現在は仕事を調整しながら、1週間に一度のペースでリハビリに通っております。

病院でのリハビリですることといえば、準備運動であるストレッチと軽い筋力トレーニングのあと、30分間の自転車こぎ運動。この間、心電図をとり続け、要所要所で血圧を測定します。自転車こぎは、初期の頃は負荷が軽いレベルでしたが、回復が進むにつれ負荷を増やして行っております。

しかしながら、心臓機能の回復のための負荷としては、1週間に1度のリハビリ程度では効果が薄く、普段から自主トレみたいなリハビリを行う必要があります。そこで心掛けているのが、「歩く」という事です。

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仕事で現場に出たときは、意識して多めに歩き、会社内で事務作業をしているときなどは気分転換で敷地内を歩き回り、近くのコンビニへの買い物も歩いて往復し、それでも足りないと思えば、家に帰るとき、車を駐車場に停めた後、遠回りして余分に歩く。また休みの日などは、街中や公園などで「歩行速度にメリハリがある散歩」などもしています。
そして、血圧記録帳に朝晩の血圧と脈拍数を記録するついでに、その日の歩数を書き留めています。平均すると1日7千歩程度は歩いておりますよ!

それに加えてやっていることがあります。
太極拳です。
私の太極拳キャリアは長く、このブログのカテゴリーの一つに「太極拳」を設けているぐらいなのですが、これをリハビリに生かさない手はありません。リハビリの先生にも相談しましたが、ぜひ続けてください、とのことでした♪

という事で、次回は太極拳について書きたいと思います。


健康を祈念して、
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約3年ぶりに、書きます! [日常雑感]

長い間放置状態であったこのブログ、思うところがあり、再開することにしました。

再開の記事を書く前に、ソネブロ時代の懐かしい皆様のブログ訪問に回らせて頂きました。
今も変わらず活発に投稿されてる方、元気を頂きました。ありがとうございます。
私と同様に、長らく更新が途絶えておられる方もいらっしゃいました。いかがされておられますでしょうか?

私が以前、割と活発に記事を投稿していた時期、一部の方々とはコメントのやりとりも盛んにさせて頂き、一度もお会いした事がないにもかかわらず、親しみを感じていたものです。

こうして、いろんなブログを訪問しているうちに、そんな中のおひとりであるMさんが亡くなられていることを知り、古くからの友人を亡くしたような喪失感に呆然となりました。
Mさんが書かれていた記事の内容や、時折私のブログで頂いたコメントから、豊かな知識と多くの経験をお持ちでありながらも、きっとやさしさに溢れた方であるに違いない、と感じておりました。
ご自身のブログの中で、病気に罹られ(おそらく)余命をを知られた後、苦しみながらも、いくらか調子のよいときには、仕事の引継ぎなどの様子を記録に残されるように投稿されており、読んでいて、胸が締め付けられる思いでした。

実は私も病気しました。今年の1月に心筋梗塞に襲われたのです。しかしながら、発症後短時間のうちに病院に搬送されたため、幸いにも心臓へのダメージは少なくて済み、1週間ほどで退院。現在は回復期ではあるのですが、仕事にも復帰致しております。

この経験で、否が応でも「いのち」というものに、真剣に向き合うことになりました。
今、「生かされている」ことの有難さを噛みしめております。

ちょっと重くなってしいましたが、このブログ再開のきっかけは、その流れによるものです。何気ないことにも喜びを感じ、その気持ちを形として残そうと思ったからです。
でも、堅苦しいのは今日だけにしておきます。
毎日、働いたり、ごはんを食べたり、遊んだり、お風呂に入ったり、寝たりするように、当たり前のように、自然に書いて行きたいな、と思っております。

それでは、再開します!


景気付けに、
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タグ:リハビリ
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