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リハビリは太極拳で 1 [太極拳]

私のこのブログ、タイトルに「ちゃんぷるー」という語句を使っているぐらいですから、「思い付きをごちゃ混ぜに」書いていくことをモットーとしております。

でも、その中で割と幅を利かせている分野があります。武道・格闘技系です。
この系統、プロレス、相撲、空手、そして太極拳というカテゴリー分けをしていますが、中でも強い思い入れがあるのが「太極拳」です。

私が太極拳に出会ったのは高校生の頃。なので、質はともかく年数だけはとてつもなく長いキャリアを誇ります(笑)。この辺のことは、以前にこのブログに書きましたので、もし、お時間が許すようでしたら、併せてぜひ!

⇒太極拳マスターを目指して!

その太極拳を、リハビリに生かそう!というわけなのですが、高い健康効果を望むなら、太極拳の種類と質にこだわる必要があります。

じつは、太極拳は次の2つ系統に分けることが出来ます。

① 伝統拳
② 制定拳

①の伝統拳とは、文字通り古くから伝わる伝統的な武術として太極拳のこと。
②の制定拳とは近代中国においてに「体育」として万人が練習出来るように構成された「太極拳運動」のこと。

私が、かつてこのブログで「第〇回大阪府武術太極拳選手権大会」に出場してメダルを取ったという記事を書いておりましたが、その時演じていたのが制定拳の一種である「24式簡化太極拳」でした。以前にもアップした、その大会に出場した時の写真を、再び控えめに(笑)アップしておきます。

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日本においては、この「24式太極拳」が最もメジャーな太極拳であり、街中にある多くの太極拳教室で教えているのは、だいたいがこれです。私は「太極拳マスター」になって人に教えたい、と思っていたので、最もメジャーな太極拳を選び、分かりやすいキャリアアップとして「表演競技大会に出場してメダルを取る」、「日本武術太極拳連盟が制定している段位を取る」といったことを実行してきました。が、今習っている太極拳は制定拳ではありません。「楊式太極拳」を中心とした伝統拳の方です。

先ほど、伝統拳は「武術」、制定拳は「太極拳運動」と説明しましたが、その在り方を区別する決定的な違いは「気功的要素の有無」です。健康法として考えた場合、気功的要素が省かれた「太極拳運動」では、体を解す程度の効果があったとしても、体の内側を整えることは出来ません。

てなわけで、今では私の太極拳に対する考え方が、表面的な技術の追求から、内面的なもの大切にする事に変わり、「表演競技参加」も「日本武術太極拳連盟段位習得」もやめて、伝統拳に専念するようになりました。

私は大阪府内に在住しているのですが、伝統拳を習いに行っている先は、奈良県橿原市にある「春日伝統太極拳」という太極拳道場です。道場内の写真をアップしておきます。いつも心がほぐれる様な、穏やかな音楽が流れている、清潔感のある道場です。

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左端に立って練習を見守っているのが道場主である中馬先生、その横の女性は先輩です。右端が私で、私と組み合っている男性は、私よりもうんと若い先輩です。

私が住む大阪には、近くに太極拳教室がいっぱいあるはずなのに、何故、わざわざ遠方である奈良県の道場まで習いに行くのでしょうか?

という事で、次回はこの太極拳道場との出会いを書きたいと思います。


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